上がらない不動産は売却が得

景気が良く、日本経済が上昇の機運に包まれていた良き時代は、土地の価格は下がることを知りませんでした。
限られた所に多くの人口を抱え、その人口が着実に増加していた時代は、需要と供給のバランスで、必ず地価が上がったわけです。
しかし、これからはそうではありません。
これは推定の域を超えませんが、約50年たつと、日本の人口は現在より約3500万人減って8500万人になっってしまうという予測があります。
確かに少子化に歯止めがかかったとはいっても、いまだ合計特殊出生率(一人の女性が一生に出産する子供の数)は1.4で人口を維持する数には遠く及びません。
そうなると、国土は狭いどころかゆとりが出始めるわけで、土地が高くなる見込みは限定的な場所を除いてないということになります。
今所有している不動産は下がる前に売っておくというのが先を見通した判断ではないかと思います。
景気がこれから良くなる前兆が出始めていますが、不動産については長い目で見ると、他のものとは異なり下降の可能性が大きいと考えた方が良さそうです。